INTERVIEW WITH SHINSUKE TAKIZAWA / NEIGHBORHOOD

INTERVIEW WITH  SHINSUKE TAKIZAWA / NEIGHBORHOOD

UNION LAの30周年を記念した、さまざまなアニバーサリープロダクトが控える2021年。その特別な1年のエクスクルーシブコンテンツとして展開する、UNION所縁のクリエイターを迎えたスペシャルインタビューシリーズ。今回は、2003年よりディールを続けるジャパンブランド、NEIGHBORHOODを率いる滝沢伸介氏にフォーカス。




―自己紹介と自身のキャリア、またブランドについて教えてください

NEIGHBORHOODのクリエイティブディレクター、滝沢伸介です。創設は1994年。バイクカルチャーをベースにしつつ、いわゆる昔ながらのバイカーウェアではなく、アウトドアやワーク、ミリタリーなど、さまざまなジャンルの機能性やデザイン性をミックスしたプロダクトを展開するブランドとして、僕と現WTAPSの西山 徹が中心となって立ち上げました。それから27年、今も根本はそれほど大きく変わっていませんが、最近はコロナの影響もあり、アウトドアギアやライフスタイルものなどのラインナップも拡充しています。

―これまで、どのようにストリートカルチャーと関わってきましたか?

何をストリートと呼ぶかにもよると思うけど、ユースカルチャーという意味では、10代の頃にハマったイギリスの音楽が最初かな。自分でパンクのバンドもやったりして。同時に洋服も好きになり、いつか自分で洋服を作りたいという思いで、高校卒業後に東京の服飾専門学校へ入学。東京に出てからしばらく経った頃に、原宿をウロウロしたりだとか、クラブに遊びに行ったりだとか、そういうシチュエーションを通じて、藤原ヒロシくんや中西俊夫さんなど、いわゆる東京カルチャーのオリジネイターと呼ばれるような方々と知り合いになり、そこから少しずつ東京のシーンに入っていきました。音楽的な趣味としても、そういった先輩方と遊んでいる内に、段々とクラブミュージックにシフトしていった感じですね。




―NEIGHBORHOODを立ち上げたきっかけは?

僕が21か22くらいの時に、ヒロシくんや中西さんが“MAJOR FORCE”という日本初のヒップホップ/クラブミュージック専門レーベルを設立するということで、立ち上げメンバーに誘ってもらったんです。そこで一緒に働かせてもらうようになったんですが、言ってもインディーズレーベルだったので、各種制作から営業、ジャケットのグラフィック、予算管理まで、レーベル運営にまつわることはひと通り担当していました。そういった一連の業務の中で、当然マーチャンダイズも作るじゃないですか。発案して、グラフィックを制作して、プリントしてっていう。それらも全部こなしていく内に、段々と手応えを掴んできたんですよね。「これ、自分でもできるかも」って。加えて、26歳までには独立しようっていう漠然とした思いもあったので、26歳になってから会社を辞めて、NEIGHBORHOODを始めました。

―それから27年が経ち変化したことは?

どこのブランドもそうだと思うんですけど、やっぱりECが中心になってきたことは大きいですね。特にこのコロナ禍の約2年間は、当然フィジカルなショップへの来店も激減しましたし、当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなった、すごく重要な転換期だったと思います。幸いウチの場合は、コロナが拡がる直前にECのアップデートを行っていたので、比較的スムーズにお客さんへ供給し続けられた点はラッキーでしたね。ただこの先コロナが収束したとしても、そっくりそのまま前のようには戻らないんじゃないかな。それはお客さんに限らず、僕らも含めて。良くも悪くも、モノを買う・売るという行為の感覚自体が、変化するんじゃないでしょうか。




―ブランドとしての未来について、目指す在り方や考え方について教えてください。

今って、モノの価値が昔と違ってきている気がしていて。リセール主義というか、これを買ったらどれくらいの価値になるのかとか、これは持っていても価値が上がらないとか、そういう観点で商品が選ばれることが多いと思うんですよ。だけどそれじゃあ、つまらなないですよね。もちろん、そういう環境を作った僕らやマーケットの責任もあるんですが、もっと昔のように、周りの人が何を言おうが自分が気に入ったから買う、っていう感覚を取り戻せる提案をしていきたいと考えています。ひょっとしたらそれは、アパレルじゃないのかもしれない。だけどそういう、ファッションゲームの一部ではないものを生み出していきたいですね。




―UNIONそしてCHRIS GIBBSとの出会いについて

定かじゃないけど、初めてUNIONのお店に行ったのは2000年の少し前くらいかな? まずはNYの方に行って、それからしばらくしてLAに行ったんだと思います。その少し後くらいにCHRISが展示会に来てくれるようになって、2003年から取引がスタート。っていう記録がオフィシャルに残ってはいるんだけど、僕の記憶では、もう少し前から商品は送っていた気がするんですよね。それがギフトだったのか何なのかはあまり覚えてないんだけど……。でもとにかく、僕らにとって初の海外卸先だったので、すごく嬉しかったですね。多分、GIMME 5のMICHAEL(KOPELMAN)とか現SUPREMEのJAMES(JEBBIA)とか元STÜSSYのPAUL MITTLEMANとか、今で言うOGコミュニティの中での情報で興味を持ってオファーしてくれたんだと思うんだけど、当時は、まさか自分たちの服が海外で売ってもらえるなんて思ってもいませんでした。その時から今まで、CHRISはずっと好印象ですね。常にポジティブで誠意があって、僕が大好きなキャラクター。年々会う機会が減ってきてしまってはいるんだけど、最近だと、LAでadidasとのイベントがあった時に、とても親身になってサポートしてくれたのが印象的ですね。CHRISもさっき名前を出したOGの皆さんもそうなんだけど、もちろんプロフェッショナルではあるんだけど、あくまでビジネスが最優先じゃないっていう部分で、とても信頼しています。

―UNIONのオリジナリティとは?

UNIONに初めて行った時は、正直言って、思っていた以上に狭い店だなっていう印象でした。でもそれが逆に、とてもローカルに根ざしている感じがして、そういう意味で、スゴく良いショップなんだな、って感じたんですよ。それから20年くらい経っているわけですが、LAは今も同じ場所で、同じ規模で営業してますよね。それって実は、かなりスゴいことなんじゃないかな。だってUNIONくらいの人気と実力があれば、店舗を拡げるとか増やすとか、もっとECを強化するとか、いくらでも伸ばし方はあるはずなんですよ。もちろん全然やってないってわけではないんだろうけど、それよりも、ローカルのスタイルを守り続けていくことを優先している。その『ずっと変わらない』っていうことがUNIONならではのスタイルだと思うし、だからこそCHRISもショップも、シーンの中で信頼され続けているんだと思います。

―LA開店30周年を迎えたUNIONとCHRIS GIBBSにメッセージを

30周年、おめでとうございます。ですがそういう『何年やってきた』とかってことにとらわれず、これからもCHRISらしいクリエイションを続けていってください。そしてコロナが終わったら、是非なにか一緒にクリエイトしましょう。LAと東京でイベントとかやれたら嬉しいですね。

Sold out

Sold out

Sold out

Sold out

Sold out

Sold out

Sold out

Sold out
UNION 30YEAR / CPFM COLLECTION

UNION 30YEAR / CPFM COLLECTION

2021.11.10

UNION 30YEAR / NEEDLES COLLECTION

UNION 30YEAR / NEEDLES COLLECTION

2021.10.23