LAを拠点に数々の賞を受賞するUNION縁のフィルムメーカー、Kahlil Joseph。アートとも言える映像作品とコンセプチュアルなビジネスプロジェクトとしてBLKNWS®︎を運営するKahlilが、今回、UNIONの映像作品を制作。音楽界でも影響力の高いアーティストのMVも手掛けるKahlilは、どのようなアイデアとイマジネーションをChrisにぶつけ、UNIONをどのように表現したのか。UNION OSAKAのオープンの際に来日した彼に、その生い立ちから訊いてみた。
―初めに、ご自身の簡単なプロフィールをお願いします。
Kahlil Josephです。フィルムメーカー、アーテイストとしてLAを拠点に活動しています。
―若い頃はどういったカルチャーやアートに影響を受けて過ごしてきましたか?
生まれはシアトルで、都会ではありますが、自然もたくさんある中で育ちました。港町なので海もすぐそばにありましたね。なのでカルチャーやアートというよりも、たくさんの自然から影響を受けて過ごしてきたかもしれません。
―映像作家を志したきっかけやタイミングは何だったのでしょう?
高校生の頃に、とにかくたくさんの映画を観ていたんです。ちょうどその頃、Ben Affleckが出ていた『Good Will Hunting』が公開され、それを観て自分でも映像を作れるかも、と思うようになりました。大学進学をするべきかとも考えていたんですが、その時の気持ちを信じて、映像作家の道を選びました。
―映画監督ではなく映像作家を目指したのはどうしてでしょうか?
ミュージックビデオのディレクターもやれば、映画監督もやる。そういったジャンルにとらわれず、とにかく面白いことをやりたいと思って始めました。すべては映像というクリエイティブの中でつながっていると思っています。
―最初に制作した作品について聞かせてください。
これまですごくたくさんの作品を作ってきて、長い年月も経っているので覚えていないですね(笑)。ただ、どの作品も思い入れは深いです。
―映像作品を制作される中で、一貫したテーマや届けたいメッセージはありますか?
言葉にするのがとても難しいんですけど、とにかく魂を込めて作るということに尽きますね。そうすれば、自然と観ている人にも魂が届くはずだし、作品を通して心が通じ合えると思っています。だからどの作品にも魂を込めて、自分の想いを正直に表現するようにしています。
―ここ最近でインスピレーションを受けているものはありますか?
今回も一緒に日本に来ているんですが、やっぱり家族ですね。家族と過ごす時間からは、いつもインスピレーションを受けています。
―今日も持ってきている、この古いカメラはどのようなものですか?
戦争記録のために作られたBOLEXというメーカーのカメラで、1940年代に、軍隊が使っていたものです。手巻きでフィルムを回して撮影するんですが、すごく軽いので、日頃から持ち歩いています。作品制作の中で使うこともありますね。
―これまでの作品の中で、特に重要な位置付けをされている作品はありますか?
NYのニューミュージアムで展示した『Fly Paper』という作品は、さまざまな人の日常をリアルに切り取り、自分なりの観点で編集した作品で、思い入れが深いですね。
Fly Paper by Kahlil Joseph
―Chris Gibbsとはどのように親睦を深めていきましたか?
共通の友人を介して、2007年に出会いました。最初はChrisの奥さんであるBethと一緒に仕事をしていましたね。
―今回UNIONの映像作品を制作するにあたって、Chrisとのやり取りで印象深い出来事を聞かせてください。
制作のやり取りというよりも、Chrisとは普段から家族ぐるみで付き合っているので、プライベートでの思い出の方が印象深いですね。オバマが大統領に当選した時も一緒に見ていたし、Chrisの子どもとも小さい頃から一緒に遊んでいますし。Chrisも、僕の子どもを自分の子どものようにかわいがってくれていますよ。
―今後、映像作家としてやってみたいことや力を注ぎたいことはありますか?
映画を撮ってみたいですね。それと、もっとアート性を強めた映像作品を作りたい。あとは子どもたちからの影響もあると思うんですが、アニメ作品にも挑戦したいと思っています。
―現在において、映像作品やアートはどのような役割を担っていると思いますか?
役割などはあまり考えたことがないですが、常にオープンな気持ちで、疑問に思ったり、クリーンな心でいることが作品を創造し続ける源だと思うので、僕自身、そういった状態をキープいたいとは思っています。特に最近は、子どもたちのおかげで常にクリアな状態でいれています。
―日本や東京にどういったイメージを持たれていますか?
日本は大好きですよ。人も好きだし、優れた職人技術により様々なモノやコトが高いクオリティで表現されているので、たくさんの刺激をもらっています。ひとつ感じたのは、実際に会う日本人はみなさんフォーマルで比較的シャイだけど、ホテルでテレビを観ていると、表現力豊かな人がたくさん出てきては、ガヤガヤ騒いでいたりしますよね。そのギャップがとても面白いですね。
―初めに、ご自身の簡単なプロフィールをお願いします。
Kahlil Josephです。フィルムメーカー、アーテイストとしてLAを拠点に活動しています。
―若い頃はどういったカルチャーやアートに影響を受けて過ごしてきましたか?
生まれはシアトルで、都会ではありますが、自然もたくさんある中で育ちました。港町なので海もすぐそばにありましたね。なのでカルチャーやアートというよりも、たくさんの自然から影響を受けて過ごしてきたかもしれません。
―映像作家を志したきっかけやタイミングは何だったのでしょう?
高校生の頃に、とにかくたくさんの映画を観ていたんです。ちょうどその頃、Ben Affleckが出ていた『Good Will Hunting』が公開され、それを観て自分でも映像を作れるかも、と思うようになりました。大学進学をするべきかとも考えていたんですが、その時の気持ちを信じて、映像作家の道を選びました。
―映画監督ではなく映像作家を目指したのはどうしてでしょうか?
ミュージックビデオのディレクターもやれば、映画監督もやる。そういったジャンルにとらわれず、とにかく面白いことをやりたいと思って始めました。すべては映像というクリエイティブの中でつながっていると思っています。
―最初に制作した作品について聞かせてください。
これまですごくたくさんの作品を作ってきて、長い年月も経っているので覚えていないですね(笑)。ただ、どの作品も思い入れは深いです。
―映像作品を制作される中で、一貫したテーマや届けたいメッセージはありますか?
言葉にするのがとても難しいんですけど、とにかく魂を込めて作るということに尽きますね。そうすれば、自然と観ている人にも魂が届くはずだし、作品を通して心が通じ合えると思っています。だからどの作品にも魂を込めて、自分の想いを正直に表現するようにしています。
―ここ最近でインスピレーションを受けているものはありますか?
今回も一緒に日本に来ているんですが、やっぱり家族ですね。家族と過ごす時間からは、いつもインスピレーションを受けています。
―今日も持ってきている、この古いカメラはどのようなものですか?
戦争記録のために作られたBOLEXというメーカーのカメラで、1940年代に、軍隊が使っていたものです。手巻きでフィルムを回して撮影するんですが、すごく軽いので、日頃から持ち歩いています。作品制作の中で使うこともありますね。
―これまでの作品の中で、特に重要な位置付けをされている作品はありますか?
NYのニューミュージアムで展示した『Fly Paper』という作品は、さまざまな人の日常をリアルに切り取り、自分なりの観点で編集した作品で、思い入れが深いですね。
Fly Paper by Kahlil Joseph
―Chris Gibbsとはどのように親睦を深めていきましたか?
共通の友人を介して、2007年に出会いました。最初はChrisの奥さんであるBethと一緒に仕事をしていましたね。
―今回UNIONの映像作品を制作するにあたって、Chrisとのやり取りで印象深い出来事を聞かせてください。
制作のやり取りというよりも、Chrisとは普段から家族ぐるみで付き合っているので、プライベートでの思い出の方が印象深いですね。オバマが大統領に当選した時も一緒に見ていたし、Chrisの子どもとも小さい頃から一緒に遊んでいますし。Chrisも、僕の子どもを自分の子どものようにかわいがってくれていますよ。
―今後、映像作家としてやってみたいことや力を注ぎたいことはありますか?
映画を撮ってみたいですね。それと、もっとアート性を強めた映像作品を作りたい。あとは子どもたちからの影響もあると思うんですが、アニメ作品にも挑戦したいと思っています。
―現在において、映像作品やアートはどのような役割を担っていると思いますか?
役割などはあまり考えたことがないですが、常にオープンな気持ちで、疑問に思ったり、クリーンな心でいることが作品を創造し続ける源だと思うので、僕自身、そういった状態をキープいたいとは思っています。特に最近は、子どもたちのおかげで常にクリアな状態でいれています。
―日本や東京にどういったイメージを持たれていますか?
日本は大好きですよ。人も好きだし、優れた職人技術により様々なモノやコトが高いクオリティで表現されているので、たくさんの刺激をもらっています。ひとつ感じたのは、実際に会う日本人はみなさんフォーマルで比較的シャイだけど、ホテルでテレビを観ていると、表現力豊かな人がたくさん出てきては、ガヤガヤ騒いでいたりしますよね。そのギャップがとても面白いですね。