KNOW THE LEDGE / MUSIC BREAK - J.ROCC

KNOW THE LEDGE / MUSIC BREAK - J.ROCC

今回の「KNOW THE LEDGE / MUSIC BREAK」は、今年6月にプロデューサー/ビートメーカーとして約10年ぶりのフルアルバム『A Wonderful Letter』をStone Throw RecordsからリリースしたJ・ロック(J.ROCC)を紹介。10月1日にオープンするUNION OSAKAのパーティーでのDJ、そしてUNIONとのコラボMIXテープ『UNION RADIO』のリリースも控える彼に、先日の来日ツアー時に話を聞いた。UNIONオーナーのクリス・ギブスとの長年の親交でも知られるLAアンダーグラウンド音楽シーンのOGは、まさにUNIONのカルチャー、その音楽的な側面を語る上で欠かすことのできない存在だ。



ー2018年以来となる来日はいかがですか?
いい感じだよ。何度かやったショーもどれも素晴らしかった。ファンの子に「We missed you, J.ROCC!」なんて叫ばれてさ。あんなにはっきり言われたのははじめてだったな(笑)。このご時世だから人が集まらないんじゃないかっていう声もあったけど、みんなちゃんと応援に来てくれていたね。
街の風景は少し変わったように感じられた。お気に入りのレコードショップが閉店していたりね。でもこの国の素晴らしさは変わらない。控えめに言っても世界でトップ3に入るくらい好きな場所だよ。

ーパンデミックの期間はどのように過ごしていましたか?
個人的にはロックダウンの間も生活が大きく変わることはなかった。それまでもDJの仕事以外で頻繁に外出したり移動するタイプではなかったからね。ひたすらビートをつくり、ミックスダウンして、アルバム『A Wonderful Letter』を仕上げるための作業に集中していたよ。

ー最新アルバムはジャケットのアートワークや参加アーティストのラインナップからも、LAへの愛を強く感じる作品でした。コンセプトはパンデミック以前から考えていたんですか?
いや、最初からLAに焦点を当てようと思っていたわけではなかった。2020年の終わりにほとんどの楽曲が完成して、そこから曲順を考える内にコンセプトが自然と浮かび上がってきたんだ。最後に、Stones Throwのアートディレクター: ジェフ・ジャンク (Jeff Jank)が描いてくれたアートワークによってより引き締められたね。

ーアルバムタイトルはどうやって決めたんですか?
色々な意味を込めて決めたんだけど、元々は今回いっしょにツアーを回ったノレッジがリミックスしたクルアンビンの「Dearest Alfred」っていう曲の歌詞なんだ。この曲はロックダウンの時に何度も聴いていた。素敵な言葉だし、僕の今回のアルバムタイトルに合うと思い、使わせてもらうことにしたんだ。
“A Wonderful Letter(素晴らしい手紙)”とはつまり僕自身のことで、はじめは誰に宛てるものかまで考えてはいなかったけど、さっきも言ったようにコンセプトが少しずつ浮かび上がっていくにつれ、「これは“LAに宛てた手紙”なんだ」と変わっていったんだ。

ー今作では多くのアーティストがフィーチャーされていますが、彼らはどうやって決めたんですか?
みんな僕の友人だけど、誰でも良かったわけではもちろんなくて、このプロジェクトに参加してもらいたいと思った人たちに声をかけてビートを送ったんだ。結果的に多くのアーティストが参加してくれたのは光栄だったよ。特にエジプシャン・ラヴァーとスティーヴ・アーリントン(元スレイブ)が参加してくれたのは名誉なことだね。だって僕が“Little J.ROCC(ちびっ子J・ロック)”の頃から聴いていた人たちなんだから!LMNOも含め、彼らが参加してくれたことでよりLAらしいアルバムになったと思う。
実を言うと、デ・ラ・ソウルのポスにも参加してもらおうと思っていたんだけど、彼がもし参加していたらアルバムのコンセプト自体変えないといけなかっただろうね(笑)。もちろん彼は最高のMCだ。でもLAではないからさ。



ー今年6月にLA市議会第8地区からあなたが表彰を受けたというニュースを目にしました。
あれは本当に特別なことだったよ。僕に賞を授与してくれたマーキース・ハリス・ドーソンという市議会議員は、実は彼自身もDJなんだ。だから僕の最新アルバムも聴いてくれていて、何が起こっているのかを理解してくれたんだと思う。それにアメリカでは毎年6月をブラックミュージック月間(Black Music Month)と呼んでいるから、そうしたタイミングも合ったんだと思う。『A Wonderful Letter』というアルバムを作った自分がまさか表彰状という名の“A Wonderful Letterをもらうとはね。予想外というか、なんだかすごいよな。だって過去にはテレンス・マーティンやパトリース・ラッシェンも受賞してるんだからさ。家で涙を流したよ。両親もとても幸せそうだった。

ーあなたとLAの歴史について聞かせてもらってもいいですか?
コネチカット州のブリッジポートで生まれ、幼い頃にLA郊外のオレンジカウンティに引っ越して来て80年代を過ごし、それからはずっとこの街にいるよ。LAからはやはり音楽面で大きな影響を受けてきた。毎日のようにラジオから流れるDJを聴いて、週末にはミックスショーに行ってさ。それにグッドライフカフェ(“オープンマイクナイト”で知られる、LAのオルタナティブなヒップホップシーンを支えた伝説の店)や地元のアンダーグラウンドなラップシーンを知ったことで、DJだけでなくビートも作るようになったからね。

ー影響を受けたLAの音楽を挙げるとするなら?
エジプシャン・ラヴァー、LAドリームチーム、ワールド・クラス・レッキン・クルーにドクター・ドレー、それに80年代のギャングスタラップとか。たくさんあるよ。



ーUNIONとのコラボ企画『UNION RADIO』についても聞かせてください。MIXテープとTシャツがリリースされるようですね。そもそもお互いの関係はいつスタートしたんですか?
オーナーのクリスと出会ったのはUNIONがLAにオープンした2〜3年後、98年か99年のことだったと思う。僕がどこかでDJをしていた時に知り合って、すぐに意気投合したんだ。彼は本当にクールガイで、ずっと尊敬している相棒だよ。時にはアドバイスをくれたりね。もう長い付き合いさ。
あの頃はUNIONがこんなに大きなものになるなんて思ってもいなかったし、きっとクリス自身も思ってなかったんじゃないかな。でもショップははじめからドープな場所だったよ。当時はファット・ビーツ(レコードショップ)もUNIONのあるラ・ブレア通りからそう遠くないところにあったから、僕も友人のMCフィル・ダ・アゴニーとかといつも溜まっていたんだ。いまではOGと呼ばれるようになったヘッズがみんないるような店だったね。

ーMIXテープの選曲は、まさに当時のシーンがコンパイルされているように感じました。
そうだね。クリスとスタッフ何人かでアイデアを出し合う中で、UNIONがLAにオープンした当時に人気だった、ヒップホップのビートにアカペラを乗せるようなブレンドの話題になって、そこから「90年代のヒップホップをやろう」みたいな話になっていったんじゃないかな。クリスもそうしたコンセプトをすごく気に入ってくれたよ。そうと決まったら他にはないMIXテープにしたかったから、すぐ作業に取り掛かったんだ。

ー選曲だけでなく、アートワークも監修されたんですか?
デザインはUNIONのデザイナーが中心となって、クリスや僕も含め何度もやり取りしながら全員の共同作業で決めていったんだ。まさに“UNION(団結)”だったね。僕ひとりでデザインしても良かったけど、これはコラボだからお互いが満足するものにしたかったんだ。おかげで結果的に僕も彼らも気に入るものにできたんじゃないかな。

ー10月1日に行われるUNION OSAKAのパーティーでも、このMIXテープのようなプレイが聴けるのでしょうか?
間違いなくそういったブレンドになるだろうね。それに他にもサプライズを考えているから僕自身も楽しみにしてる。きっと盛り上がるはずさ。



インタビューを終えてみて、その発言の端々に散りばめられたナラティブが印象に残っている。クリス・ギブスと出会った頃の思い出話からUNIONとの関係を語り、敬愛するアーティストへのリスペクトを示しながら最新アルバム『A Wonderful Letter』を語り、そして今年6月にLA市議会第8地区から表彰の喜びを語るその姿は、彼の長いキャリアがその誠実さによって築かれていたことの証だろう。「Beat Junkies(ビート・ジャンキーズ)」としての活動をそこに加えてもいい。J・ロックが中心となって1992年にオレンジカウンティで結成された伝説的なターンテーブリスト集団は、2017年からはDJスクールとしての新たな側面を持ち、30年が経った今日もシーンへの貢献を続けている。ひとつとしてトレンドに惑わされず、一朝一夕で手に入れられる成功はひとつもない。先日の日本ツアーでは、選曲の多彩さ、オリジナリティ、そして個々のパーティーを特別なものにするDJとしての実力に、目の当たりにしたファンからの絶賛の声がSNS上でも数多く見受けられた。もしインタビューにもう少しだけ時間があったなら、その一曲一曲についても聞いてみたかった。彼はきっと、それぞれに丁寧に、真摯に、ユーモアを交えながら語ってくれただろう。
間もなくリリースされるUNIONとのコラボMIXテープ『UNION RADIO』も、A面のア・トライブ・コールド・クエストから、B面のラストを飾るグルーヴ・セオリーへとつながる一連の流れには、きっと色々な思いが込められているはずだ。幸運にも10月1日に大阪で彼のプレイを目撃できる人がいたら是非話しかけ聞いてみてほしい。

J.ROCC『A Wonderful Letter』
Label: Stone Throw Records
Release: 6/17,2022




J・ロックがインストアとアフターパーティーでDJを行うUNION OSAKAのオープンは10月1日。大阪・堀江エリアに誕生するUNIONの国内2号店となる同店には、オリジナルブランド「UNION ORIGINAL」を中心とするラインナップに加え、同店限定のスペシャルアイテムもリリース予定。

UNION OSAKA
住所:大阪府大阪市西区南堀江1-16-23
電話:06-6599-8240
営業時間:11:00 - 20:00 [不定休]

PHOTO_KENTO MORI
INTERVIEW&TEXT_YOHSUKE WATANABE (IN FOCUS)

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今回の「KNOW THE LEDGE / MUSIC BREAK」は、今年6月にプロデューサー/ビートメーカーとして約10年ぶりのフルアルバム『A Wonderful Letter』をStone Throw RecordsからリリースしたJ・ロック(J.ROCC)を紹介。10月1日にオープンするUNION OSAKAのパーティーでのDJ、そしてUNIONとのコラボMIXテープ『UNION RADIO』のリリースも控える彼に、先日の来日ツアー時に話を聞いた。UNIONオーナーのクリス・ギブスとの長年の親交でも知られるLAアンダーグラウンド音楽シーンのOGは、まさにUNIONのカルチャー、その音楽的な側面を語る上で欠かすことのできない存在だ。



ー2018年以来となる来日はいかがですか?
いい感じだよ。何度かやったショーもどれも素晴らしかった。ファンの子に「We missed you, J.ROCC!」なんて叫ばれてさ。あんなにはっきり言われたのははじめてだったな(笑)。このご時世だから人が集まらないんじゃないかっていう声もあったけど、みんなちゃんと応援に来てくれていたね。
街の風景は少し変わったように感じられた。お気に入りのレコードショップが閉店していたりね。でもこの国の素晴らしさは変わらない。控えめに言っても世界でトップ3に入るくらい好きな場所だよ。

ーパンデミックの期間はどのように過ごしていましたか?
個人的にはロックダウンの間も生活が大きく変わることはなかった。それまでもDJの仕事以外で頻繁に外出したり移動するタイプではなかったからね。ひたすらビートをつくり、ミックスダウンして、アルバム『A Wonderful Letter』を仕上げるための作業に集中していたよ。

ー最新アルバムはジャケットのアートワークや参加アーティストのラインナップからも、LAへの愛を強く感じる作品でした。コンセプトはパンデミック以前から考えていたんですか?
いや、最初からLAに焦点を当てようと思っていたわけではなかった。2020年の終わりにほとんどの楽曲が完成して、そこから曲順を考える内にコンセプトが自然と浮かび上がってきたんだ。最後に、Stones Throwのアートディレクター: ジェフ・ジャンク (Jeff Jank)が描いてくれたアートワークによってより引き締められたね。

ーアルバムタイトルはどうやって決めたんですか?
色々な意味を込めて決めたんだけど、元々は今回いっしょにツアーを回ったノレッジがリミックスしたクルアンビンの「Dearest Alfred」っていう曲の歌詞なんだ。この曲はロックダウンの時に何度も聴いていた。素敵な言葉だし、僕の今回のアルバムタイトルに合うと思い、使わせてもらうことにしたんだ。
“A Wonderful Letter(素晴らしい手紙)”とはつまり僕自身のことで、はじめは誰に宛てるものかまで考えてはいなかったけど、さっきも言ったようにコンセプトが少しずつ浮かび上がっていくにつれ、「これは“LAに宛てた手紙”なんだ」と変わっていったんだ。

ー今作では多くのアーティストがフィーチャーされていますが、彼らはどうやって決めたんですか?
みんな僕の友人だけど、誰でも良かったわけではもちろんなくて、このプロジェクトに参加してもらいたいと思った人たちに声をかけてビートを送ったんだ。結果的に多くのアーティストが参加してくれたのは光栄だったよ。特にエジプシャン・ラヴァーとスティーヴ・アーリントン(元スレイブ)が参加してくれたのは名誉なことだね。だって僕が“Little J.ROCC(ちびっ子J・ロック)”の頃から聴いていた人たちなんだから!LMNOも含め、彼らが参加してくれたことでよりLAらしいアルバムになったと思う。
実を言うと、デ・ラ・ソウルのポスにも参加してもらおうと思っていたんだけど、彼がもし参加していたらアルバムのコンセプト自体変えないといけなかっただろうね(笑)。もちろん彼は最高のMCだ。でもLAではないからさ。

ー今年6月にLA市議会第8地区からあなたが表彰を受けたというニュースを目にしました。
あれは本当に特別なことだったよ。僕に賞を授与してくれたマーキース・ハリス・ドーソンという市議会議員は、実は彼自身もDJなんだ。だから僕の最新アルバムも聴いてくれていて、何が起こっているのかを理解してくれたんだと思う。それにアメリカでは毎年6月をブラックミュージック月間(Black Music Month)と呼んでいるから、そうしたタイミングも合ったんだと思う。『A Wonderful Letter』というアルバムを作った自分がまさか表彰状という名の“A Wonderful Letterをもらうとはね。予想外というか、なんだかすごいよな。だって過去にはテレンス・マーティンやパトリース・ラッシェンも受賞してるんだからさ。家で涙を流したよ。両親もとても幸せそうだった。

ーあなたとLAの歴史について聞かせてもらってもいいですか?
コネチカット州のブリッジポートで生まれ、幼い頃にLA郊外のオレンジカウンティに引っ越して来て80年代を過ごし、それからはずっとこの街にいるよ。LAからはやはり音楽面で大きな影響を受けてきた。毎日のようにラジオから流れるDJを聴いて、週末にはミックスショーに行ってさ。それにグッドライフカフェ(“オープンマイクナイト”で知られる、LAのオルタナティブなヒップホップシーンを支えた伝説の店)や地元のアンダーグラウンドなラップシーンを知ったことで、DJだけでなくビートも作るようになったからね。

ー影響を受けたLAの音楽を挙げるとするなら?
エジプシャン・ラヴァー、LAドリームチーム、ワールド・クラス・レッキン・クルーにドクター・ドレー、それに80年代のギャングスタラップとか。たくさんあるよ。



ーUNIONとのコラボ企画『UNION RADIO』についても聞かせてください。MIXテープとTシャツがリリースされるようですね。そもそもお互いの関係はいつスタートしたんですか?
オーナーのクリスと出会ったのはUNIONがLAにオープンした2〜3年後、98年か99年のことだったと思う。僕がどこかでDJをしていた時に知り合って、すぐに意気投合したんだ。彼は本当にクールガイで、ずっと尊敬している相棒だよ。時にはアドバイスをくれたりね。もう長い付き合いさ。
あの頃はUNIONがこんなに大きなものになるなんて思ってもいなかったし、きっとクリス自身も思ってなかったんじゃないかな。でもショップははじめからドープな場所だったよ。当時はファット・ビーツ(レコードショップ)もUNIONのあるラ・ブレア通りからそう遠くないところにあったから、僕も友人のMCフィル・ダ・アゴニーとかといつも溜まっていたんだ。いまではOGと呼ばれるようになったヘッズがみんないるような店だったね。

ーMIXテープの選曲は、まさに当時のシーンがコンパイルされているように感じました。
そうだね。クリスとスタッフ何人かでアイデアを出し合う中で、UNIONがLAにオープンした当時に人気だった、ヒップホップのビートにアカペラを乗せるようなブレンドの話題になって、そこから「90年代のヒップホップをやろう」みたいな話になっていったんじゃないかな。クリスもそうしたコンセプトをすごく気に入ってくれたよ。そうと決まったら他にはないMIXテープにしたかったから、すぐ作業に取り掛かったんだ。

ー選曲だけでなく、アートワークも監修されたんですか?
デザインはUNIONのデザイナーが中心となって、クリスや僕も含め何度もやり取りしながら全員の共同作業で決めていったんだ。まさに“UNION(団結)”だったね。僕ひとりでデザインしても良かったけど、これはコラボだからお互いが満足するものにしたかったんだ。おかげで結果的に僕も彼らも気に入るものにできたんじゃないかな。

ー10月1日に行われるUNION OSAKAのパーティーでも、このMIXテープのようなプレイが聴けるのでしょうか?
間違いなくそういったブレンドになるだろうね。それに他にもサプライズを考えているから僕自身も楽しみにしてる。きっと盛り上がるはずさ。


インタビューを終えてみて、その発言の端々に散りばめられたナラティブが印象に残っている。クリス・ギブスと出会った頃の思い出話からUNIONとの関係を語り、敬愛するアーティストへのリスペクトを示しながら最新アルバム『A Wonderful Letter』を語り、そして今年6月にLA市議会第8地区から表彰の喜びを語るその姿は、彼の長いキャリアがその誠実さによって築かれていたことの証だろう。「Beat Junkies(ビート・ジャンキーズ)」としての活動をそこに加えてもいい。J・ロックが中心となって1992年にオレンジカウンティで結成された伝説的なターンテーブリスト集団は、2017年からはDJスクールとしての新たな側面を持ち、30年が経った今日もシーンへの貢献を続けている。ひとつとしてトレンドに惑わされず、一朝一夕で手に入れられる成功はひとつもない。先日の日本ツアーでは、選曲の多彩さ、オリジナリティ、そして個々のパーティーを特別なものにするDJとしての実力に、目の当たりにしたファンからの絶賛の声がSNS上でも数多く見受けられた。もしインタビューにもう少しだけ時間があったなら、その一曲一曲についても聞いてみたかった。彼はきっと、それぞれに丁寧に、真摯に、ユーモアを交えながら語ってくれただろう。
間もなくリリースされるUNIONとのコラボMIXテープ『UNION RADIO』も、A面のア・トライブ・コールド・クエストから、B面のラストを飾るグルーヴ・セオリーへとつながる一連の流れには、きっと色々な思いが込められているはずだ。幸運にも10月1日に大阪で彼のプレイを目撃できる人がいたら是非話しかけ聞いてみてほしい。



J.ROCC『A Wonderful Letter』
Label: Stone Throw Records
Release: 6/17,2022



J・ロックがインストアとアフターパーティーでDJを行うUNION OSAKAのオープンは10月1日。大阪・堀江エリアに誕生するUNIONの国内2号店となる同店には、オリジナルブランド「UNION ORIGINAL」を中心とするラインナップに加え、同店限定のスペシャルアイテムもリリース予定。

UNION OSAKA
住所:大阪府大阪市西区南堀江1-16-23
電話:06-6599-8240
営業時間:11:00 - 20:00 [不定休]

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INTERVIEW&TEXT_YOHSUKE WATANABE (IN FOCUS)


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